▼ランドナー
ランドナー(randonneur)とは、フランス発祥のツーリング用自転車。日本では日帰りから2-3泊程度の旅行向けの用途で使われる事が多い。サイクリング車とも呼ばれる。使う機材がほかの自転車に比べ保守的であることで知られる。欧米では一般にrandonneurというと徒歩旅行者ないしツーリングを行う自転車乗りを意味し、自転車の様式としてはrandonneur bikeなどという言い方をする。いわゆるランドナーバーもrandonneurと呼ばれることがある。本稿では日本での自転車の一型式としてのランドナーについて述べる。
▼スポルティーフ
フランスでは第二次世界大戦前から、ディアゴナールまたはブルベと総称される規定距離を規定時間内に走るサイクリングが盛んで、スポルティーフは本来そのための自転車であった。これらのイベントは同時に使用車の美を競うコンクールを併催したため、一つの様式を生むに至った。
日本では1960年頃からオーダー車として製作され始め、1970年代から1980年代前半にかけてサイクリングが盛んだった時期には量産メーカーによって完成車が販売されるようになった。その後、世界的にロードバイクやその派生形がサイクリング愛好者にも広まった。ロードバイクやマウンテンバイクの隆盛とは対照的に、今日ではスポルティーフ完成車の販売は稀になっている。このためフレームオーダーから受け付ける老舗専門店での購入が一般的である。
▼キャンピング車
大量の荷物を積載し、長距離を走行するのを目的とする。キャンピング車にやかんや大ナベを積んで走る大学サークルの姿が見られる。
最近ではマウンテンバイクベースが主流のようであるが、以前は大手自転車メーカーからもキャンピング車がいくつか販売されていた。 ブリヂストンダイヤモンド(アトランティス)キャンピング、ミヤタルマンキャンピング、片倉シルクキャンピング、などといった車種が有名どころであった。現在は、ジャイアント・マニュファクチャリングのグレートジャーニー、ルイガノのLGS-GMTの2車種(2車種ともマウンテンバイクベース)や杉村商店のキャンピングバイクが販売されているが、オーダーすることもできる。
▼パスハンター
パスハンターは日本独自の自転車の形態であり、急峻な日本の峠道を走破するサイクリングの一形態である「パスハンティング」のために特化した車種である。
狭義のパスハンターは、パスハンティング専用に設計・製作されたものを指すが、既存の自転車にパスハンティング向きの改造を施したものも、そう呼ぶ場合がある。
本格的なパスハンティングの愛好家は絶対数が多くなく、大量生産を可能にするだけの需要がないため、パスハンターはオーダーメイドの一品製作か、既存車種の改造に頼ることになる。
▼クロスバイク - ハイブリッドバイク
クロスバイクとは自転車の車種のひとつ。'80年代後半から一世を風靡した荒地を走るオフロード用の自転車の一種である通称マウンテンバイクのパーツをベースに、やや軽い感覚に仕立てたもの。一般的には、700Cというタイヤサイズ、フラット型のハンドルバーという特徴がある。
トレッキングバイク、フィットネスバイク、スピードバイク、アーバンバイク、コンフォートクロスなど、メーカーによってさまざまな呼び名がある。廉価なシティサイクルより若干高級な自転車。
▼フラットバーロード
フラットバーロードとは、ロードバイクの特徴的なドロップハンドルをフラットバーハンドルに変更した自転車のこと。ただし、純粋なロードバイクのフレームではない、専用設計のフレームを使ったものでも、その趣向が前記のものに非常に近い場合はフラットバーロードと呼ばれる。しばしばクロスバイクと混同、あるいはその1ジャンルとして認知されることもあり、明確な区別は無い。メーカーにより、スピードバイク、メッセンジャーバイク、コミューターなどともよばれる。
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